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袋取り。酒袋にモロミを入れ、自然に滴り落ちる一滴一滴を集める搾り方法。
私達は、出品用に造る 極少量のお酒にだけ、この方法を採用しています。
袋取りの日、蔵人たちの掛け声が響きます。
仕込桶からモロミを出す係り、酒袋を出しモロミを受ける係り、酒袋を縛る係り、酒袋を運ぶ係り、吊るす係り、モロミを撹拌する係り。
ムダのない役割分担。自然と掛け声が出て、威勢よく作業が進みます。
酒造りの多くの工程も近代化され、作業の様子はだいぶ変わってきていますが、この袋取り作業の光景はなんともアナログで、いかにも”造り酒屋らしい”工程です。
土田酒造では袋取りを年2回行います。それも極少量のみ。
出品酒用に仕込まれたその2本の仕込桶から、出品用にそれぞれ極少量を袋取りで搾ります。令和一酒造年度は「仕込13号」と「仕込34号」の2本でした。
2種類の袋取りのうち、どちらを出品するか社内選考で決定します。
どちらも甲乙つけがたい酒質でしたが、
選考の結果出品した仕込34号袋取りは「全国新酒鑑評会で入賞」することができました。こちらのパスワードをご入力ください。
パスワード→【0219】
春の鑑評会から9ヶ月。
蔵の貯蔵庫で熟成させた袋取りを利き酒しました。
・仕込13号袋取り
「旨い」「濃い」「きき酒ではなく飲みたくなる酒」「春より味がまとまっていて良い」
・仕込34号袋取り
「きれい」「酸の低さ」「仕込13号とは味も香りも別」「仕込13号と比べたら面白い」
杜氏、蔵人がきき酒したコメントです。結果どちらも非常によく熟成が進んでおりました。
出品には至らなかった13号も、熟成により「呑んで旨い酒」に仕上がったようです。
今回2本のセットもご用意しましたので、
出品に選ばれ受賞した酒と、出品しなかった酒の違いを比べてみると面白いかもしれません。
出品用に袋取りした極少量のみのご案内です。
仕込13号が120本
仕込34号が80本
年間200本のみの、大変希少な袋取りです。
どのように販売させて頂くが悩みましたが
今回はオンラインショップ限定でのご案内とさせて頂きました。
蔵人たちが手間と時間をたっぷり掛けて搾った袋取り。
出品用のみの極少量のため、売り切れの際はご容赦くださいませ。